1. [誤り]結核は飛沫核感染(空気感染)であり接触感染ではない。結核菌を含む直径5μm以下の飛沫核が空気中に長時間浮遊し、それを吸入することで感染する。感染力は強く、換気の悪い閉鎖空間で感染しやすい。接触や飛沫では感染しにくい。
2. [誤り]現在は既感染者の再燃による二次結核症(内因性再燃)の頻度が高い。一次結核症は初感染時に発病するもので小児に多いが、現在の日本では成人の二次結核症が大部分を占める。高齢化や免疫低下により、過去に感染した結核菌が再活性化して発病する。
3. [正解]肺結核の診断にはクオンティフェロン法(インターフェロンγ遊離試験:IGRA)が用いられる。結核特異抗原で刺激した血液からのインターフェロンγ産生を測定し、結核感染を診断できる。BCG接種の影響を受けずに結核感染を診断できる利点があり、ツベルクリン反応より特異度が高い。潜伏感染の診断にも有用である。
4. [誤り]糖尿病合併患者では免疫機能低下により結核の再発率は高くなる。糖尿病では好中球機能低下や細胞性免疫の低下により、結核の発病リスクが2〜3倍高くなる。また、治療中断や薬剤耐性化のリスクも高い。