第13章 その他の領域 / E. 皮膚科疾患
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Question
問題 1366 主に皮下結合組織に起こる急性化膿性炎症はどれか。
  1. 1アトピー性皮膚炎不正解
  2. 2脂漏性皮膚炎不正解
  3. 3じんま疹不正解
  4. 4蜂窩織炎正解!
Explanation
解説
1. [誤り]アトピー性皮膚炎はI型アレルギーに基づく慢性の掻痒性湿疹性皮膚疾患であり、急性化膿性炎症ではない。IgE抗体の産生亢進と皮膚バリア機能の低下が病態の主体であり、乳幼児期に発症し年齢により症状が変化する。感染症ではなく免疫異常に基づく慢性疾患である。
2. [誤り]脂漏性皮膚炎は皮脂分泌の多い部位(頭皮・顔面・耳介周囲・鼻唇溝など)に生じる慢性の炎症性皮膚疾患であり、急性化膿性炎症ではない。皮脂分泌異常とマラセチア真菌の関与が指摘されており、鱗屑を伴う紅斑が特徴的な慢性疾患である。
3. [誤り]じんま疹は主にI型アレルギー反応による一過性の真皮上層浮腫(膨疹)であり、急性化膿性炎症ではない。教科書には「局所の発赤、かゆみを伴う膨疹で、数分から数時間後に跡形なく消失する」と記載されており、感染による化膿とは本質的に異なる。
4. [正解]蜂窩織炎(蜂巣炎、cellulitis)は主に皮下結合組織(皮下脂肪組織)に起こる急性のびまん性化膿性炎症である。主な原因菌はA群溶血性連鎖球菌と黄色ブドウ球菌であり、皮膚の小さな傷や亀裂から細菌が侵入して発症する。発赤・腫脹・熱感・疼痛が急速にびまん性に広がり、下肢に好発する。発熱や全身倦怠感を伴うことも多く、抗菌薬の全身投与が必要である。
Key Points
ポイント
  • 蜂窩織炎は皮下結合組織に起こる急性びまん性化膿性炎症であり、A群溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌が原因。下肢に好発。
  • アトピー性皮膚炎・脂漏性皮膚炎は慢性の非化膿性皮膚疾患、じんま疹は一過性の膨疹であり化膿性炎症ではない。
  • 重要用語: 蜂窩織炎, 皮下結合組織, 急性化膿性炎症, 溶血性連鎖球菌, 黄色ブドウ球菌 を正確に理解しておくこと。
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