第13章 その他の領域 / E. 皮膚科疾患
1 / 3
Question
問題 1355 帯状疱疹について誤っている症状はどれか。
  1. 1神経痛様疼痛不正解
  2. 2悪寒を伴う高熱正解!
  3. 3皮膚の発赤不正解
  4. 4小水疱を伴う発疹不正解
Explanation
解説
1. [誤り]帯状疱疹では皮疹出現に先行して、あるいは同時に、罹患神経支配領域に沿った神経痛様の疼痛が出現する。この疼痛は帯状疱疹の主要症状であり、水疱が消退した後も帯状疱疹後神経痛として長期間遷延することがある。高齢者ほど帯状疱疹後神経痛のリスクが高い。
2. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** 帯状疱疹では悪寒を伴う高熱はみられない。微熱や全身倦怠感を伴うことはあるが、悪寒戦慄を伴う高熱は帯状疱疹の典型的症状ではない。悪寒を伴う高熱は細菌感染症(敗血症、腎盂腎炎など)で特徴的であり、ウイルスの再活性化による帯状疱疹とは異なる病態である。免疫不全患者での播種性帯状疱疹では発熱することがあるが一般的ではない。
3. [誤り]帯状疱疹では皮膚分節(デルマトーム)に沿って発赤(紅斑)がみられる。紅斑は小水疱出現に先行または同時に現れ、帯状に一側性に分布する。接触原による発赤とは異なり、神経支配領域に一致した分布が特徴的である。
4. [誤り]帯状疱疹の典型的皮疹は紅斑上に集簇する小水疱であり、デルマトームに沿って帯状に一側性に分布する。水疱は通常2~3週間で痂皮化して治癒するが、高齢者や免疫低下者では重症化しやすい。
Key Points
ポイント
  • 帯状疱疹の典型的症状は神経痛様疼痛・皮膚の発赤・小水疱の3つであり、悪寒を伴う高熱は通常みられない。
  • 水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により皮膚分節に沿って一側性に発症し、疼痛は水疱消退後も遷延しうる。
  • 重要用語: 帯状疱疹, VZV再活性化, 神経痛様疼痛, 小水疱, デルマトーム を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶