1. [誤り]SLEは男性ではなく女性に圧倒的に多い疾患である。男女比は約1:9~10で、特に20~40代の妊娠可能年齢の女性に好発する。エストロゲンが免疫系に影響を与え発症に関与するとされる。
2. [誤り]SLEでは白血球は増加ではなく減少する。抗白血球抗体や抗リンパ球抗体による自己免疫性の血球破壊が原因であり、白血球減少(4,000/μL以下)やリンパ球減少はSLEの分類基準の一つである。
3. [正解]SLEでは抗核抗体が約95%以上の高率で陽性となり、スクリーニング検査として極めて重要である。抗核抗体は核内成分に対する自己抗体の総称で、さらに抗dsDNA抗体や抗Sm抗体はSLEに対する特異度が高く、確定診断の根拠となる。自己抗体の過剰産生はSLEの病態の中心である。
4. [誤り]SLEでは血清γグロブリン値は低下ではなく上昇する(高γグロブリン血症)。多種多様な自己抗体が持続的に産生されるため、免疫グロブリンが増加する。一方、補体価は免疫複合体により消費されるため低下する。