第12章 リウマチ性疾患・膠原病 / A. リウマチ性疾患
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Question
問題 1227 次の文で示す症例について、問いに答えよ。「87歳の女性。昨日から右膝痛と38℃の発熱が出現した。右膝関節に熱感、腫脹及び膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で結晶を認めた。」最も可能性の高い疾患はどれか。
  1. 1偽痛風正解!
  2. 2関節リウマチ不正解
  3. 3膝半月板損傷不正解
  4. 4化膿性膝関節炎不正解
Explanation
解説
1. [正解]高齢女性の急性膝関節炎で関節液に結晶が確認されたことから偽痛風が最も可能性が高い。偽痛風はピロリン酸カルシウム(CPPD)結晶の沈着による急性関節炎であり、膝関節に好発し高齢者に多い。偏光顕微鏡で正の複屈折を示す結晶が確認される。
2. [誤り]関節リウマチは慢性の多関節炎であり、関節液中に結晶は認めない。朝のこわばりや対称性の小関節炎が特徴で、急性発症は典型的でない。
3. [誤り]膝半月板損傷は外傷に伴う機械的障害であり、関節液中に結晶は認めない。ロッキング現象やマクマレーテスト陽性が特徴。
4. [誤り]化膿性膝関節炎も急性関節炎を来すが、関節液中に結晶ではなく細菌(膿)が認められる。細菌感染が原因。
Key Points
ポイント
  • 偽痛風は高齢者の膝関節に好発する急性関節炎で、CPPD結晶沈着が原因である。
  • 偏光顕微鏡で正の複屈折を示す結晶が確認される(痛風の尿酸結晶は負の複屈折)。
  • 重要用語: 偽痛風、CPPD結晶、膝関節好発 を正確に理解しておくこと。
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