第11章 神経疾患 / G. 筋疾患
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Question
問題 1129 次の文で示す症例について、問いに答えよ。「60歳の女性。数年前から左手の振戦を生じ、次第にすくみ足、寡動を認めるようになり、近医にて診断を受け、投薬が開始された。」最もよくみられる症候はどれか。
  1. 1仮面様顔貌正解!
  2. 2測定障害不正解
  3. 3眼瞼下垂不正解
  4. 4痙縮不正解
Explanation
解説
1. [正解]仮面様顔貌はパーキンソン病に最もよくみられる症候の一つである。 表情筋の動きが減少して無表情となり、あたかも仮面をかぶったような顔つきとなる。 これは寡動(無動)の一表現であり、瞬目の減少や脂顔なども伴う。本症例は振戦・すくみ足・寡動からパーキンソン病と診断されている。
2. [誤り]測定障害(ジスメトリア)は小脳障害でみられる症候であり、目標物に手を伸ばす際に行き過ぎたり足りなかったりする。 パーキンソン病は錐体外路系疾患であり、小脳症状は通常みられない。
3. [誤り]眼瞼下垂は動眼神経麻痺や重症筋無力症でみられる症候である。 パーキンソン病では眼瞼下垂は特徴的症候ではなく、むしろ瞬目減少が特徴的である。
4. [誤り]痙縮(痙性)は上位運動ニューロン障害(錐体路障害)でみられる症候である。 パーキンソン病でみられるのは痙縮ではなく固縮(筋強剛)であり、鉛管様固縮や歯車様固縮が特徴的である。痙縮と固縮の区別は重要。
Key Points
ポイント
  • パーキンソン病の四大症状は「安静時振戦」「固縮(筋強剛)」「無動・寡動」「姿勢反射障害」である。
  • 仮面様顔貌は寡動の一表現であり、パーキンソン病で最もよくみられる。痙縮と固縮の鑑別を混同しないこと。
  • 重要用語: パーキンソン病, 仮面様顔貌, 四大症状, 固縮と痙縮の違い を正確に理解しておくこと。
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