1. [正解]仮面様顔貌はパーキンソン病に最もよくみられる症候の一つである。
表情筋の動きが減少して無表情となり、あたかも仮面をかぶったような顔つきとなる。
これは寡動(無動)の一表現であり、瞬目の減少や脂顔なども伴う。本症例は振戦・すくみ足・寡動からパーキンソン病と診断されている。
2. [誤り]測定障害(ジスメトリア)は小脳障害でみられる症候であり、目標物に手を伸ばす際に行き過ぎたり足りなかったりする。
パーキンソン病は錐体外路系疾患であり、小脳症状は通常みられない。
3. [誤り]眼瞼下垂は動眼神経麻痺や重症筋無力症でみられる症候である。
パーキンソン病では眼瞼下垂は特徴的症候ではなく、むしろ瞬目減少が特徴的である。
4. [誤り]痙縮(痙性)は上位運動ニューロン障害(錐体路障害)でみられる症候である。
パーキンソン病でみられるのは痙縮ではなく固縮(筋強剛)であり、鉛管様固縮や歯車様固縮が特徴的である。痙縮と固縮の区別は重要。