第11章 神経疾患 / G. 筋疾患
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Question
問題 1120 疾患と病態との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1クモ膜下出血 ――――――― 脳動脈瘤破裂不正解
  2. 2ポリオ ―――――――――― 脊髄前角細胞破壊不正解
  3. 3進行性筋ジストロフイー ―― 腓腹筋仮性肥大不正解
  4. 4ギラン・バレー症候群 ――― 中枢神経障害正解!
Explanation
解説
1. [誤り]クモ膜下出血の原因の90%以上は脳動脈瘤の破裂によるものであり、正しい組合せである。 脳動脈瘤は動脈分岐部に好発し、前交通動脈瘤(30%)と内頸動脈瘤(25%)が多い。
2. [誤り]ポリオ(急性灰白髄炎)はポリオウイルスが脊髄前角細胞を選択的に破壊し、弛緩性麻痺をきたす疾患であり正しい組合せである。 主として下肢の弛緩性麻痺を呈し、知覚障害は伴わない。
3. [誤り]進行性筋ジストロフィー(デュシェンヌ型)では腓腹筋の仮性肥大が特徴的にみられ、正しい組合せである。 仮性肥大は筋組織が脂肪や結合組織に置換されたもので、見かけ上は太くなるが筋力は低下している。
4. [正解]ギラン・バレー症候群は末梢神経の脱髄性障害であり、中枢神経障害ではない。 急性に発症する対称性の四肢脱力と腱反射低下・消失を主徴とし、髄液検査ではたんぱく細胞解離がみられる。 末梢神経(神経根を含む)が多巣性に障害を受ける自己免疫性の疾患である。
Key Points
ポイント
  • ギラン・バレー症候群は「末梢神経」の脱髄性障害であり、「中枢神経」障害ではないことを明確に区別する。
  • 末梢神経障害では腱反射低下・消失と弛緩性麻痺を呈し、中枢神経障害では腱反射亢進と痙性麻痺を呈する点が鑑別の要点である。
  • 重要用語: ギラン・バレー症候群, 末梢神経障害, 脱髄, たんぱく細胞解離 を正確に理解しておくこと。
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