第11章 神経疾患 / A. 脳血管疾患
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Question
問題 1044 半側空間無視の評価に用いる検査項目で正しいのはどれか。
  1. 1100 から7 を順番に引かせる。不正解
  2. 2今日の日付を答えさせる。不正解
  3. 3直線の中点に印をつけさせる。正解!
  4. 4検者の母指と示指で輪をつくり模倣させる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]100から7を順番に引く計算(Serial 7s)は注意力・集中力・計算能力の評価に用いられる検査であり、改訂長谷川式簡易知能評価スケールやMMSE(ミニメンタルステート検査)に含まれる項目である。半側空間無視の直接的な評価には用いない。
2. [誤り]今日の日付を答えさせるのは見当識(時の見当識)の評価であり、認知機能全般のスクリーニング検査の一項目である。半側空間無視の評価とは異なる。
3. [正解]半側空間無視の評価には線分二等分試験(直線の中点に印をつけさせる検査)が代表的に用いられる。半側空間無視がある場合、無視側(通常は左側)の空間を認識できないため、中点の印が無視側と反対方向(右側)にずれる。半側空間無視は非優位半球(右半球)の頭頂葉障害でみられることが多く、左半側空間無視が典型的である。他に線分抹消試験や模写試験なども評価に用いられる。
4. [誤り]検者の母指と示指で輪をつくり模倣させる検査は、構成能力や観念運動性失行の評価に用いられる。半側空間無視の直接的な評価法ではない。
Key Points
ポイント
  • 半側空間無視の評価には線分二等分試験、線分抹消試験、模写試験などが用いられる
  • 非優位半球(右半球)の頭頂葉障害で左半側空間無視が生じやすい
  • 注意力の評価(Serial 7s)、見当識の評価(日付)、構成能力の評価(模倣)とは異なる
  • 重要用語: 半側空間無視, 線分二等分試験, 非優位半球, 頭頂葉 を正確に理解しておくこと。
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