1. [誤り]100から7を順番に引く計算(Serial 7s)は注意力・集中力・計算能力の評価に用いられる検査であり、改訂長谷川式簡易知能評価スケールやMMSE(ミニメンタルステート検査)に含まれる項目である。半側空間無視の直接的な評価には用いない。
2. [誤り]今日の日付を答えさせるのは見当識(時の見当識)の評価であり、認知機能全般のスクリーニング検査の一項目である。半側空間無視の評価とは異なる。
3. [正解]半側空間無視の評価には線分二等分試験(直線の中点に印をつけさせる検査)が代表的に用いられる。半側空間無視がある場合、無視側(通常は左側)の空間を認識できないため、中点の印が無視側と反対方向(右側)にずれる。半側空間無視は非優位半球(右半球)の頭頂葉障害でみられることが多く、左半側空間無視が典型的である。他に線分抹消試験や模写試験なども評価に用いられる。
4. [誤り]検者の母指と示指で輪をつくり模倣させる検査は、構成能力や観念運動性失行の評価に用いられる。半側空間無視の直接的な評価法ではない。