第11章 神経疾患 / A. 脳血管疾患
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Question
問題 1041 反回神経麻痺でみられるのはどれか。
  1. 1頻脈不正解
  2. 2顔面浮腫不正解
  3. 3嗄声正解!
  4. 4ホルネル症候群不正解
Explanation
解説
1. [誤り]頻脈は交感神経の興奮や甲状腺機能亢進症、心疾患などでみられる症状であり、反回神経(迷走神経の分枝)の麻痺とは直接の関連がない。迷走神経本幹の障害であれば心拍数に影響しうるが、反回神経麻痺では生じない。
2. [誤り]顔面浮腫は上大静脈症候群(肺癌や縦隔腫瘍による上大静脈の圧迫・閉塞)などでみられる症状である。反回神経の障害では浮腫は生じない。
3. [正解]反回神経は迷走神経の分枝で、喉頭筋(声帯の内転・外転に関与する筋群)を支配する。反回神経が麻痺すると声帯の運動が障害され、嗄声(しわがれ声)が生じる。左反回神経は大動脈弓の下を回るため走行距離が長く、肺癌や縦隔腫瘍、大動脈瘤などで圧迫されやすい。甲状腺手術の合併症としても知られている。
4. [誤り]ホルネル症候群は頸部交感神経の障害により縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹の三徴を呈するもので、反回神経麻痺とは障害される神経が異なる。ただし肺尖部腫瘍(パンコースト腫瘍)では反回神経麻痺とホルネル症候群が併存することがある。
Key Points
ポイント
  • 反回神経は迷走神経の分枝で声帯の運動を支配し、麻痺すると嗄声を生じる
  • 左反回神経は大動脈弓の下を回るため走行が長く、障害されやすい
  • 肺癌・大動脈瘤・甲状腺手術が反回神経麻痺の主な原因
  • 重要用語: 反回神経, 迷走神経, 嗄声, ホルネル症候群 を正確に理解しておくこと。
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