第11章 神経疾患 / A. 脳血管疾患
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Question
問題 1025 アキレス腱反射の反射中枢はどの脊髄分節か。
  1. 1C3,4不正解
  2. 2C5,6不正解
  3. 3L2,3不正解
  4. 4S1,2正解!
Explanation
解説
1. [誤り]C3, 4は頸髄3〜4番レベルであり、横隔膜神経(phrenic nerve)の起始部である。横隔膜の運動(呼吸運動)に関与するが、下肢の腱反射とは無関係である。この部位の障害では呼吸筋麻痺をきたす可能性がある。
2. [誤り]C5, 6は頸髄5〜6番レベルであり、上腕二頭筋反射および腕橈骨筋反射の反射中枢である。上肢の深部腱反射に関与し、肘関節の屈曲反射を担う。頸椎症などでこのレベルが障害されると上腕二頭筋反射が減弱・消失する。
3. [誤り]L2, 3(正確にはL2〜4)は腰髄2〜4番レベルであり、膝蓋腱反射(patellar tendon reflex, PTR)の反射中枢である。大腿神経を介して大腿四頭筋の伸張反射が生じる。腰椎椎間板ヘルニア(L3/4)などで障害されると膝蓋腱反射が減弱する。
4. [正解]アキレス腱反射(Achilles tendon reflex, ATR)の反射中枢はS1, 2(仙髄1〜2番)である。アキレス腱を叩打すると腓腹筋・ヒラメ筋が収縮し足関節が底屈する。求心性・遠心性ともに脛骨神経を介する単シナプス反射である。腰仙椎移行部の椎間板ヘルニア(L5/S1)や多発性末梢神経障害などで減弱・消失する。
Key Points
ポイント
  • 主要な深部腱反射と脊髄分節の対応を正確に覚える
  • アキレス腱反射=S1, 2、膝蓋腱反射=L2〜4という基本を押さえる
  • 反射の減弱・消失は下位運動ニューロン障害、反射亢進は上位運動ニューロン(錐体路)障害を示唆する
  • 重要用語: アキレス腱反射, S1・S2, 脛骨神経, 膝蓋腱反射, 深部腱反射 を正確に理解しておくこと。
深部腱反射反射中枢(脊髄分節)筋肉神経
上腕二頭筋反射C5, 6上腕二頭筋筋皮神経
上腕三頭筋反射C6, 7, 8上腕三頭筋橈骨神経
腕橈骨筋反射C5, 6腕橈骨筋橈骨神経
膝蓋腱反射L2, 3, 4大腿四頭筋大腿神経
アキレス腱反射S1, 2腓腹筋・ヒラメ筋脛骨神経
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