第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 975 ビタミンB12欠乏による疾患はどれか。
  1. 1骨軟化症不正解
  2. 2ウェルニッケ脳症不正解
  3. 3巨赤芽球性貧血正解!
  4. 4脂漏性皮膚炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]骨軟化症はビタミンD欠乏により骨の石灰化(カルシウム沈着)が障害され、骨が軟化する疾患である。ビタミンB12とは全く関連しない。
2. [誤り]ウェルニッケ脳症はビタミンB1(チアミン)欠乏による中枢神経障害(眼球運動障害、運動失調、意識障害)であり、ビタミンB12欠乏ではない。アルコール依存症で多い。
3. [正解]ビタミンB12欠乏により核酸(DNA)合成が障害され、赤芽球の核の成熟が遅延し、巨赤芽球性貧血を発症する。大球性正色素性貧血を呈し、好中球の核過分葉、骨髄に巨赤芽球を認める。
4. [誤り]脂漏性皮膚炎はビタミンB2(リボフラビン)やB6(ピリドキシン)の欠乏と関連するとされる皮膚疾患であり、ビタミンB12欠乏の疾患ではない。
Key Points
ポイント
  • ビタミンB12欠乏の原因:内因子欠乏(胃全摘、悪性貧血)、吸収不良(回腸疾患)、摂取不足(厳格な菜食主義)である。
  • ビタミンB12欠乏症の三主徴:貧血、ハンター舌炎、神経症状(末梢神経障害、脊髄後索・側索障害)である。
  • 重要用語: ビタミンB12、巨赤芽球性貧血、内因子 を正確に理解しておくこと。
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