第10章 血液・造血器疾患 / A. 赤血球疾患
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Question
問題 971 「55 歳の女性。息切れ、動悸、めまいを主訴に来院した。45 歳で胃全摘手術の既往がある。血液検査では大球性正色素性貧血を認めた。」本疾患でみられるのはどれか。
  1. 1黄 疸不正解
  2. 2スプーン状爪不正解
  3. 3脾 腫不正解
  4. 4ハンター舌炎正解!
Explanation
解説
1. [誤り]黄疸は溶血性貧血で顕著にみられる症状である。ビタミンB12欠乏性貧血では無効造血により軽度の黄疸(間接ビリルビン増加)がみられることもあるが、主要所見ではない。
2. [誤り]スプーン状爪(さじ状爪)は鉄欠乏性貧血の特徴的所見である。鉄欠乏により爪が薄く脆くなり、中央が凹んでスプーン状になる。ビタミンB12欠乏性貧血ではみられない。
3. [誤り]脾腫は溶血性貧血(赤血球の破壊亢進)、白血病、悪性リンパ腫などで顕著にみられる所見であり、ビタミンB12欠乏性貧血の主要所見ではない。
4. [正解]ハンター舌炎(萎縮性舌炎)はビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血の特徴的症状である。舌乳頭が萎縮して舌が平滑になり、発赤と疼痛を伴う。
Key Points
ポイント
  • ビタミンB12欠乏症の三主徴:貧血症状、ハンター舌炎、神経症状(末梢神経障害、脊髄後索・側索障害)である。
  • 各貧血の特徴的所見を区別する:鉄欠乏性貧血はスプーン爪、巨赤芽球性貧血はハンター舌炎、溶血性貧血は黄疸・脾腫。
  • 重要用語: ハンター舌炎、スプーン状爪、神経症状 を正確に理解しておくこと。
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