第09章 循環器疾患 / D. 血圧異常
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Question
問題 936 パーキンソン病の非運動症状として適切なのはどれか。
  1. 1視力障害不正解
  2. 2失語症不正解
  3. 3起立性低血圧正解!
  4. 4乏尿不正解
Explanation
解説
1. [誤り]視力障害はパーキンソン病の典型的な非運動症状ではない。パーキンソン病では瞬目の減少や注視の困難がみられることはあるが、視力低下を主症状とすることはない。視力障害は白内障、緑内障、糖尿病網膜症などの眼科疾患で生じる。
2. [誤り]失語症は大脳皮質の言語野(ブローカ野やウェルニッケ野)の障害で生じる症状であり、脳血管障害(脳梗塞・脳出血)などが原因となる。パーキンソン病では大脳皮質の言語機能は通常保たれるため、失語症はみられない。ただし構音障害(発話の不明瞭さ)は出現しうる。
3. [正解]起立性低血圧はパーキンソン病の代表的な非運動症状(自律神経症状)である。中枢および末梢の自律神経系の障害により、起立時の圧受容体反射が障害され、血圧が低下してめまいや立ちくらみが出現する。そのほかの自律神経症状として便秘、排尿障害、発汗異常、脂漏性顔貌なども非運動症状に含まれる。
4. [誤り]乏尿は腎機能障害(急性腎不全など)の症状であり、パーキンソン病の非運動症状ではない。パーキンソン病では排尿障害(頻尿、切迫性尿失禁など)がみられることはあるが、乏尿は腎疾患の症状として分類される。
Key Points
ポイント
  • パーキンソン病の非運動症状:自律神経症状(起立性低血圧、便秘、排尿障害、発汗異常)、精神症状(うつ、認知機能低下)、睡眠障害(REM睡眠行動障害、日中過眠)、嗅覚障害など。
  • 起立性低血圧は転倒の原因となるため、パーキンソン病患者の管理において重要な注意点である。
  • 重要用語: パーキンソン病, 非運動症状, 起立性低血圧, 自律神経障害, 便秘 を正確に理解しておくこと。
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