1. [正解]**正しい(先天性心疾患として少ない)。** 僧帽弁狭窄症は僧帽弁口が狭窄し、拡張期に左房から左室への血液流入が障害される弁膜症である。原因はリウマチ熱(A群溶血性連鎖球菌感染後の自己免疫反応)の後遺症として生じる後天性弁膜症が最も多く、先天性心疾患としては稀である。リウマチ性心筋炎から約20年の経過で僧帽弁狭窄症の臨床像を呈する。
2. [誤り]誤り(先天性心疾患として多い)。心房中隔欠損症は左右の心房を隔てる心房中隔に欠損孔がある先天性心疾患である。欠損の部位により一次孔欠損と二次孔欠損に分けられ、心室中隔欠損症に次いで頻度が高い。乳幼児期には症状はなく、学童期に発見されることが多い。成人の先天性心疾患では最も多くみられる。
3. [誤り]誤り(先天性心疾患として最多)。心室中隔欠損症は左右の心室を隔てた心室中隔に欠損孔があり、その孔を通して左室から右室へ動脈血の一部が流入する先天性心疾患である。先天性心疾患の中で最も頻度が高い。全収縮期雑音を聴取し、感染性心内膜炎の合併をきたしやすい。自然閉鎖が30〜50%にみられ、大多数は2歳までに閉鎖する。
4. [誤り]誤り(先天性心疾患として多い)。ファロー四徴はチアノーゼ型先天性心疾患の代表的疾患であり、肺動脈狭窄、心室中隔欠損、大動脈騎乗、右室肥大の4つの異常を認める。チアノーゼと低酸素血症が特徴的である。