第08章 整形外科疾患 / I. その他の整形外科疾患
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Question
問題 846 疾患と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1上腕骨外側上顆炎 ―― チェアテスト正解!
  2. 2胸郭出口症候群 ――― スピードテスト不正解
  3. 3手根管症候群 ―――― ライトテスト不正解
  4. 4腱板炎 ――――――― ファレンテスト不正解
Explanation
解説
1. [正解]チェアテスト(椅子挙上テスト)は上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の誘発テストである。 前腕回内位で椅子を持ち上げさせると、前腕伸筋群の起始部である外側上顆に疼痛が誘発される。トムゼンテスト(手関節背屈に抵抗を加える)やミドルフィンガーテスト(中指伸展に抵抗を加える)とともに外側上顆炎の代表的な検査法である。
2. [誤り]スピードテスト(Speed test)は上腕二頭筋長頭腱炎の検査法であり、胸郭出口症候群の検査ではない。 肘関節伸展・前腕回外位で肩関節を前方挙上させ、抵抗を加えて結節間溝部の疼痛を誘発する。胸郭出口症候群の検査にはアドソンテスト、エデンテスト、ライトテストを用いる。
3. [誤り]ライトテスト(Wright test)は胸郭出口症候群(過外転症候群)の検査法であり、手根管症候群の検査ではない。 手根管症候群の検査にはファレンテスト(手関節掌屈位保持)やティネル徴候(手根管部叩打)を用いる。
4. [誤り]ファレンテスト(Phalen test)は手根管症候群の検査法であり、腱板炎の検査ではない。 手関節を最大掌屈位に保持し、正中神経領域のしびれの再現を確認する。腱板炎の検査にはドロップアームテスト、ペインフルアークサインなどを用いる。 | 徒手検査 | 正しい対象疾患 | 選択肢の誤った組合せ | |:---|:---|:---| | チェアテスト | 上腕骨外側上顆炎(テニス肘) | ― | | スピードテスト | 上腕二頭筋長頭腱炎 | 胸郭出口症候群 | | ライトテスト | 胸郭出口症候群(過外転症候群) | 手根管症候群 | | ファレンテスト | 手根管症候群 | 腱板炎 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 徒手検査と疾患の正誤対応</p>
Key Points
ポイント
  • チェアテスト(椅子を持ち上げるテスト)は上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の誘発テストで、前腕伸筋群の起始部に疼痛が誘発される。スピードテストは上腕二頭筋長頭腱炎、ライトテストは胸郭出口症候群、ファレンテストは手根管症候群の検査であり、選択肢2〜4はいずれも疾患と検査の組合せが入れ替わっている。
  • 重要用語: チェアテスト, 上腕骨外側上顆炎, スピードテスト, ライトテスト, ファレンテスト を正確に理解しておくこと。
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