第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 776 次の文で示す症例について、問いに答えよ。「18歳の男性。背が高く痩せている。突然、右胸の痛みと息切れを感じた。」最初に行う検査はどれか。
  1. 1血液生化学検査不正解
  2. 2呼吸機能検査不正解
  3. 3胸部単純エックス線検査正解!
  4. 4胸部単純CT検査不正解
Explanation
解説
1. [誤り]血液生化学検査は炎症マーカーや肝腎機能の評価に有用であるが、自然気胸の診断には直接的に役立たない。気胸は画像検査で診断するものであり、血液検査では気胸の有無を判定できない。気胸の診断が確定した後、全身状態の評価として行うことはある。
2. [誤り]呼吸機能検査(スパイロメトリー)は慢性閉塞性肺疾患や喘息などの慢性呼吸器疾患の評価に用いられる。急性発症の胸痛と呼吸困難に対しては不向きであり、気胸の急性期には換気障害のため正確な測定も困難である。
3. [正解]18歳の背が高く痩せている男性の突然の胸痛と息切れから、自然気胸が最も疑われる。自然気胸は若年の長身痩せ型男性に好発し、肺尖部のブラ(気腫性嚢胞)の破裂により発症する。最初に行うべき検査は胸部単純エックス線検査であり、簡便かつ迅速に気胸の有無と程度(虚脱の程度)を評価できる。立位正面像で患側肺の虚脱と肺野の透過性亢進が確認できる。
4. [誤り]胸部CT検査は気胸の詳細な評価(ブラの位置・大きさ、血胸の合併など)に有用であるが、最初の検査としては胸部単純エックス線検査の方が簡便で迅速に施行できる。CTはX線で気胸が確認された後の精査として行うのが一般的である。
Key Points
ポイント
  • 若年長身痩せ型男性の突然の胸痛と呼吸困難は自然気胸を強く疑い、最初に胸部単純エックス線検査を行う
  • 自然気胸は肺尖部のブラ破裂により発症し、10〜20代の男性に好発する
  • 重要用語: 自然気胸, 胸部単純X線, ブラ破裂, 若年長身痩せ型男性, 突然の胸痛 を正確に理解しておくこと。
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