第08章 整形外科疾患 / D. 筋・腱疾患
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Question
問題 693 手の腱鞘炎について誤っている記述はどれか。
  1. 1反復する物理的刺激により起こる。不正解
  2. 2ドゥ・ケルバン病は手関節尺側に起こる。正解!
  3. 3ばね指の原因となる。不正解
  4. 4局所の圧痛を認める。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]誤り(正しい記述)。腱鞘炎は反復する手指の使用など物理的・機械的刺激(オーバーユース)により発症する。繰り返される腱と腱鞘の摩擦が炎症を引き起こし、腱鞘の肥厚や狭窄をもたらす。
2. [正解]**正しい(誤った記述)。** ドゥ・ケルバン(de Quervain)病は手関節「橈側」(母指側)の橈骨茎状突起部における狭窄性腱鞘炎であり、「尺側」ではない。短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が通る第1背側区画の腱鞘に炎症が生じる。フィンケルスタインテスト(母指を握り込み手関節を尺屈すると疼痛が誘発される)が特異的な検査法である。
3. [誤り]誤り(正しい記述)。指の屈筋腱の腱鞘炎が進行すると、腱と靱帯性腱鞘のサイズ不一致により腱の滑走障害が生じ、ばね指(弾発指)の原因となる。MP関節レベルの腱鞘で屈筋腱がひっかかり弾発現象を呈する。
4. [誤り]誤り(正しい記述)。腱鞘炎では炎症部位に一致した局所の圧痛を認める。ドゥ・ケルバン病では橈骨茎状突起部に、ばね指では手掌側のMP関節部に圧痛を触知する。
Key Points
ポイント
  • ドゥ・ケルバン病は手関節「橈側」の狭窄性腱鞘炎であり「尺側」ではない。短母指伸筋腱と長母指外転筋腱の腱鞘炎。フィンケルスタインテストが診断に有用。腱鞘炎は反復動作で生じ、ばね指の原因にもなり、局所に圧痛を認める。
  • 重要用語: ドゥ・ケルバン病, 手関節橈側, フィンケルスタインテスト, ばね指, 狭窄性腱鞘炎 を正確に理解しておくこと。
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