1. [誤り]閉経後はエストロゲンの分泌が急激に減少し、破骨細胞の活性が相対的に亢進する。その結果、骨吸収が骨形成を上回り、閉経後骨粗鬆症が発症しやすくなる。特に閉経後10年間は骨量減少が著しく、骨折リスクが高まる。
2. [誤り]骨粗鬆症では骨量の減少が海綿骨の骨梁(骨小柱)の菲薄化・断裂・消失として現れる。骨の微細構造が変化して骨の強度が低下するため、軽微な外力でも骨折しやすくなる。皮質骨に比べて海綿骨のほうが代謝回転が速いため、より早期に変化が現れる。
3. [誤り]骨粗鬆症では脊椎の圧迫骨折や微小骨折が生じやすく、これらが腰背部痛の主要な原因となる。急性期には激痛を伴うこともあり、慢性期には円背変形や身長低下を引き起こす。複数の椎体骨折により内臓圧迫症状を呈することもある。
4. [正解]骨粗鬆症に伴う脊椎圧迫骨折の治療は、原則として保存的治療が基本である。安静臥床、鎮痛薬投与、コルセット装着などで対応し、多くの症例で自然に骨癒合が得られる。手術適応となるのは、神経症状を伴う場合や保存的治療で疼痛コントロールができない場合、遅発性の偽関節や後弯変形が高度な場合などに限られる。