第07章 代謝・栄養疾患 / E. その他の代謝異常症
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Question
問題 595 「25歳の男性。1年前から飲酒量が増加し、食事回数は減少した。1か月前から下腿浮腫、息切れ、膝蓋腱反射の消失がみられ、今朝から意識消失もみられるようになった。」この意識障害について最も考えられるのはどれか。
  1. 1ゲルストマン症候群不正解
  2. 2ギランバレ-症候群不正解
  3. 3ウェルニッケ脳症正解!
  4. 4ペラグラ不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ゲルストマン症候群は頭頂葉(優位半球)障害による失書、失算、左右失認、手指失認の四徴で、本症例とは異なる。
2. [誤り]ギランバレー症候群は急性の脱髄性多発性神経障害で、運動麻痺が主体であり意識障害は通常みられない。
3. [正解]25歳男性で飲酒量増加・食事減少後に下腿浮腫(脚気心)・息切れ・膝蓋腱反射消失(脚気)・意識障害が出現している。これらの症状はビタミンB1欠乏によるウェルニッケ脳症と脚気の合併を示唆する。ウェルニッケ脳症は意識障害、眼球運動障害、運動失調を三徴とし、アルコール多飲と低栄養が原因である。
4. [誤り]ペラグラはナイアシン(ニコチン酸)欠乏による皮膚炎、下痢、認知症(3D:dermatitis, diarrhea, dementia)で、本症例の経過と異なる。
Key Points
ポイント
  • ウェルニッケ脳症はビタミンB1欠乏による急性脳症で、アルコール多飲者に多い。
  • 意識障害、眼球運動障害、運動失調が三徴である。
  • 重要用語: ウェルニッケ脳症、ビタミンB1欠乏、脚気、アルコール多飲 を正確に理解しておくこと。
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