第07章 代謝・栄養疾患 / A. 糖代謝異常
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Question
問題 552 「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」障害されている脳神経はどれか。
  1. 1視神経不正解
  2. 2動眼神経正解!
  3. 3滑車神経不正解
  4. 4外転神経不正解
Explanation
解説
1. [誤り]視神経(第II脳神経)の障害では視力低下や視野欠損が主症状であり、眼球運動障害や外転位はみられない。
2. [正解]正中視で右眼が外転位をとっているのは、動眼神経(第III脳神経)麻痺による内側直筋の麻痺が原因である。対光反射が正常で眼瞼下垂がないのは、糖尿病性微小血管障害による不完全な動眼神経麻痺を示唆する。
3. [誤り]滑車神経(第IV脳神経)の障害では上斜筋が麻痺し、複視は下方注視時に増悪する。正中視での外転位はみられない。
4. [誤り]外転神経(第VI脳神経)の障害では外側直筋が麻痺し、眼球は内転位をとる。本症例は外転位であり外転神経障害ではない。
Key Points
ポイント
  • 動眼神経麻痺では内側直筋麻痺により眼球が外転位をとる。
  • 糖尿病性の場合、瞳孔線維が比較的保たれるため対光反射は正常なことが多い。
  • 重要用語: 動眼神経麻痺、外転位、内側直筋、糖尿病性神経障害 を正確に理解しておくこと。
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