1. [誤り]視神経(第II脳神経)の障害では視力低下や視野欠損が主症状であり、眼球運動障害や外転位はみられない。
2. [正解]正中視で右眼が外転位をとっているのは、動眼神経(第III脳神経)麻痺による内側直筋の麻痺が原因である。対光反射が正常で眼瞼下垂がないのは、糖尿病性微小血管障害による不完全な動眼神経麻痺を示唆する。
3. [誤り]滑車神経(第IV脳神経)の障害では上斜筋が麻痺し、複視は下方注視時に増悪する。正中視での外転位はみられない。
4. [誤り]外転神経(第VI脳神経)の障害では外側直筋が麻痺し、眼球は内転位をとる。本症例は外転位であり外転神経障害ではない。