第07章 代謝・栄養疾患 / A. 糖代謝異常
1 / 3
Question
問題 542 「60歳の男性。糖尿病発症から15年経過、現在腎機能は正常。収縮期血圧は180mmHg、拡張期血圧は90mmHgである。」早期糖尿病性腎症を最も示唆するのはどれか。
  1. 1クレアチニンクリアランス低下不正解
  2. 2微量アルブミン尿正解!
  3. 3HbA1c高値不正解
  4. 4血尿不正解
Explanation
解説
1. [誤り]クレアチニンクリアランス低下は腎機能が既にかなり低下した段階で認められる所見であり、早期腎症の検出には適さない。
2. [正解]微量アルブミン尿(30~300mg/日)は早期糖尿病性腎症(第2期)の最も鋭敏な指標である。通常の尿蛋白検査では検出できない少量のアルブミン漏出を検出できる。
3. [誤り]HbA1cは過去1~2か月の平均血糖値を反映する指標であり、血糖コントロールの評価に用いるが腎症の直接的指標ではない。
4. [誤り]血尿は糸球体腎炎や尿路結石などでみられる所見であり、糖尿病性腎症の早期指標としては不適切である。
Key Points
ポイント
  • 糖尿病性腎症の早期発見には微量アルブミン尿の測定が最も有用である。
  • 糖尿病性腎症は糖尿病の三大合併症の一つで、進行すると慢性腎不全・人工透析に至る。
  • 重要用語: 微量アルブミン尿、早期糖尿病性腎症、クレアチニンクリアランス を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶