1. [誤り]巨大舌は甲状腺機能低下症(粘液水腫)やアミロイドーシスでみられる症状である。
甲状腺機能低下症ではムコ多糖類の沈着により舌や皮膚が腫大する。クローン病の合併症ではない。
2. [誤り]唾液減少はシェーグレン症候群の特徴的な症状である。
シェーグレン症候群は自己免疫機序により唾液腺・涙腺が破壊される疾患であり、クローン病とは関連しない。
3. [誤り]手掌紅斑は肝硬変でみられる所見である。
肝硬変ではエストロゲンの不活化低下により末梢血管が拡張し、手掌紅斑やクモ状血管腫がみられる。
4. [正解]クローン病は口腔から肛門までの消化管全体に非連続性の全層性肉芽腫性炎症をきたす疾患である。
肛門病変は高頻度に合併し、痔瘻はクローン病の最も特徴的な合併症の一つである。
全層性の炎症が肛門周囲に瘻孔を形成し、難治性の痔瘻となることが多い。