第06章 内分泌疾患 / A. 下垂体疾患
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Question
問題 421 巨人症でみられないのはどれか。
  1. 1発汗過多不正解
  2. 2高血圧不正解
  3. 3筋緊張亢進正解!
  4. 4月経異常不正解
Explanation
解説
1. [誤り]巨人症では成長ホルモン(GH)過剰により代謝が亢進し、発汗腺の肥大・機能亢進により発汗過多がみられる。多汗は先端巨大症・巨人症の特徴的症状の一つである。
2. [誤り]成長ホルモン過剰はナトリウム・水分の貯留、血管壁の肥厚、レニン-アンジオテンシン系の活性化を通じて高血圧を引き起こす。心筋肥大や心血管合併症により死亡率が上昇する。
3. [正解]巨人症(先端巨大症の骨端線閉鎖前発症型)では筋緊張亢進は特徴的所見ではない。むしろ筋力低下や筋萎縮がみられることがある。筋緊張亢進はパーキンソン病や錐体外路障害などでみられる。
4. [誤り]下垂体腺腫が腫大すると周囲の正常下垂体組織を圧迫し、性腺刺激ホルモン(LH、FSH)の分泌が障害される。その結果、性腺機能低下症により月経異常(無月経・月経不順)や性欲減退、不妊などをきたす。
Key Points
ポイント
  • 巨人症は骨端線閉鎖前にGH過剰が生じた場合で、閉鎖後に発症すれば先端巨大症となる
  • GH過剰による症状: 発汗過多、高血圧、糖尿病、心肥大、変形性関節症、末梢神経障害などが出現する
  • 下垂体腺腫の圧迫症状: 頭痛、視野障害(両耳側半盲)、性腺機能低下などが生じる
  • 重要用語: 成長ホルモン過剰, 下垂体腺腫, 性腺機能低下症, 代謝亢進 を正確に理解しておくこと。
症状分類巨人症・先端巨大症の症状病態機序
GH過剰による症状発汗過多、体重増加、四肢肥大代謝亢進、軟部組織肥大
心血管系症状高血圧、心肥大、不整脈Na貯留、血管壁肥厚
腺腫圧迫症状頭痛、視野障害、月経異常視交叉圧迫、性腺刺激ホルモン低下
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