1. [誤り]尿酸ナトリウム(尿酸一ナトリウム)結晶が関節に沈着するのは痛風である。痛風は高尿酸血症を基盤とし、第1中足趾節関節に好発する急性関節炎を引き起こす。偽痛風とは沈着する結晶成分が異なる。
2. [誤り]シュウ酸カルシウムは尿路結石の主成分であり、結石症全体の約90%を占める。偽痛風の関節沈着結晶ではなく、腎・尿管に結石として存在する。
3. [誤り]ビリルビンカルシウムは胆石(ビリルビンカルシウム石)の成分であり、胆嚢や胆管内に形成される結石に含まれる。偽痛風の関節沈着結晶とは関係がない。
4. [正解]偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症、CPPD沈着症)では関節にピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)結晶が沈着する。膝関節に好発し、急性の関節炎を引き起こす。X線では関節軟骨の石灰化(軟骨石灰化症)がみられ、高齢者に多い疾患である。痛風様の急性関節炎を呈するが、結晶成分が異なるため「偽痛風」と呼ばれる。