1. [誤り]過換気によりCO2が過度に排出されると動脈血CO2分圧(PaCO2)が低下し、呼吸困難感が生じる。
PaCO2の低下自体が呼吸中枢に影響を与え、息苦しさを自覚させる。この組合せは正しい。
2. [正解]**正しい(誤った組合せ)。** 過換気症候群での失神発作は脳血流量の増加ではなく、減少によって生じる。
過換気でCO2が過度に排出されると呼吸性アルカローシスとなり、脳血管が収縮して脳血流量が減少する。
その結果、脳への酸素供給が低下して失神をきたす。脳血流量の増加ではなく減少が正しい病態である。
3. [誤り]呼吸性アルカローシスによりアルブミンとカルシウムの結合が増加し、血中のイオン化カルシウム(遊離Ca)が低下してテタニー症状が出現する。
手指の硬直(助産師の手)やカルポペダルスパスムが特徴的である。この組合せは正しい。
4. [誤り]呼吸性アルカローシスにより末梢神経の興奮性が変化し、手足のしびれ(四肢末梢のしびれ感)が生じる。
アルカローシスがしびれの原因であり、この組合せは正しい。
| 症状 | 病態 |
|:---|:---|
| 呼吸困難 | PaCO2低下 |
| 失神発作 | 脳血管収縮による脳血流量の減少(増加ではない) |
| テタニー症状 | 呼吸性アルカローシスによるイオン化Ca低下 |
| 手足のしびれ | 呼吸性アルカローシス |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 過換気症候群の症状と正しい病態</p>