第04章 呼吸器疾患 / C. 拘束性呼吸器疾患
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Question
問題 335 肺気腫について正しい記述はどれか。
  1. 1肺胞の胞隔に線維化をきたす。不正解
  2. 2CO2 ナルコーシスをきたす。正解!
  3. 3呼気は短縮する。不正解
  4. 4肺機能検査で残気量が減少する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺胞隔壁の線維化は間質性肺炎(肺線維症)の病態であり、肺気腫の病態ではない。 肺気腫では肺胞壁の破壊・拡張が特徴である。
2. [正解]肺気腫が進行すると肺胞の破壊により換気効率が低下し、CO2の排出が障害されてCO2ナルコーシスをきたすことがある。 CO2ナルコーシスとは、高炭酸ガス血症が持続して延髄の呼吸中枢が麻痺し、低酸素血症のみで呼吸が刺激される状態である。 この状態で高濃度酸素を投与すると呼吸中枢の刺激が抑制され、呼吸停止をきたす危険がある。 そのため、肺気腫患者への安易な高濃度酸素投与は避けるべきである。
3. [誤り]肺気腫では気道閉塞により呼気は延長するのであり、短縮ではない。 閉塞性換気障害の特徴として、呼気時に気道が虚脱しやすく空気の排出に時間がかかる。
4. [誤り]肺気腫では肺胞の破壊と空気のトラッピング(残存)により残気量は増加する。 減少ではなく、残気率の上昇が特徴的な肺機能所見である。
Key Points
ポイント
  • 肺気腫が進行するとCO2ナルコーシスをきたす可能性があり、高濃度酸素投与は呼吸停止のリスクがあるため避ける。これは鍼灸・あはき師として知っておくべき重要な知識である。
  • 肺気腫と間質性肺炎の病態の違い(肺胞壁の破壊 vs 肺胞隔壁の線維化)を正確に区別する。
  • 重要用語: CO2ナルコーシス, 高濃度酸素投与, 呼気延長, 残気量増加 を正確に理解しておくこと。
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