1. [誤り]肺結核の診断にはツベルクリン反応が用いられる。PPD液0.1mlを皮内注射し48時間後に判定する。発赤長径10mm以上が陽性で、結核感染後2ヵ月以上経過していることを示唆する。ただしBCGによる陽性所見の可能性もある。最近ではQuantiFERON法(血液検体を用いたインターフェロン測定)も利用でき、BCG接種では陽性にならない点で有用である。
2. [誤り]気管支喘息のアレルゲン同定には皮内反応(プリックテストや皮内テスト)が用いられる。アトピー型喘息では原因アレルゲンとしてダニ、ほこり、カビ、ペットなどの室内アレルゲンが重要であり、IgE RAST(radioallergosorbent test)も原因アレルゲンの検索に有用である。
3. [誤り]肺炎では細菌感染による急性炎症でCRP(C反応性蛋白)が陽性化・上昇する。CRPのほか、赤沈亢進、白血球増加(好中球増加)が感染症の指標となる。起炎菌の同定には喀痰培養、咽頭培養、血液培養(高熱を認めるとき)を実施する。
4. [正解]肺気腫は慢性の肺疾患であり、白血球数は肺気腫の診断や評価に特異的な検査ではない。肺気腫の評価には呼吸機能検査(閉塞性障害:1秒量・1秒率の低下、残気率の増加)、胸部X線写真(肺の過膨脹、横隔膜の平低化)、胸部CT写真(肺の気腫性変化)が用いられる。白血球数が上昇するのは感染症合併時である。