第02章 消化管疾患 / B. 食道疾患
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Question
問題 124 食道癌について正しいのはどれか。
  1. 1腺癌が多い。不正解
  2. 2若年者に多い。不正解
  3. 3女性に多い。不正解
  4. 4アルコールは危険因子である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]日本の食道癌は扁平上皮癌が約90%以上を占める。腺癌が多いのは欧米の食道癌であり、バレット食道(逆流性食道炎により食道下部の粘膜が胃粘膜に化生した状態)から腺癌が発生することがある。日本では扁平上皮癌が圧倒的に多い。
2. [誤り]食道癌は中高年(60歳以上)に好発し、若年者に多い疾患ではない。60〜70歳代での発症が最も多く、加齢とともに発生頻度が上昇する。若年者での発症は稀である。
3. [誤り]食道癌は男性に多く、男女比は約6:1である。女性に多い疾患ではない。危険因子である喫煙・飲酒の習慣が男性に多いことが男女差の原因と考えられている。
4. [正解]食道癌の危険因子としてアルコール摂取と喫煙が最も重要である。飲酒と喫煙には相乗効果があり、両方を行う人では発癌リスクが大きく上昇する。特にアルコールフラッシャー(飲酒で顔が赤くなる人)はアルコール代謝産物のアセトアルデヒドが蓄積しやすく、食道癌のリスクが非常に高い。熱い食物の摂取も危険因子とされている。
Key Points
ポイント
  • 食道癌の危険因子:アルコール(特にフラッシャー)、喫煙(相乗効果)、熱い食物
  • 疫学:60歳以上の高齢男性に多い(男女比約6:1)
  • 組織型:日本では扁平上皮癌が約90%(欧米では腺癌が増加傾向)
  • 重要用語: 食道癌、アルコール、喫煙、扁平上皮癌、フラッシャー を正確に理解しておくこと。
項目食道癌の特徴
組織型扁平上皮癌90%以上(日本)
好発年齢60歳以上
性別男性>女性(男女比約6:1)
危険因子アルコール、喫煙、熱い食物
好発部位中部食道>下部食道
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