第01章 感染症 / C. ウイルス感染症
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Question
問題 85 手足口病の原因はどれか。
  1. 1コクサッキーウイルス正解!
  2. 2単純ヘルペスウイルス不正解
  3. 3アデノウイルス不正解
  4. 4ノロウイルス不正解
Explanation
解説
1. [正解]手足口病の原因はコクサッキーウイルス(A16型が代表的)やエンテロウイルス71型である。主に乳幼児に好発するウイルス感染症で、手掌・足底・口腔内に水疱性発疹が出現する。通常は軽症で自然治癒するが、エンテロウイルス71型では稀に髄膜炎などの中枢神経合併症を来すことがある。
2. [誤り]単純ヘルペスウイルス(HSV)はヘルペス性歯肉口内炎(HSV-1の初感染)や口唇ヘルペス(HSV-1の再活性化)、性器ヘルペス(HSV-2)の原因であり、手足口病の原因ではない。教科書にも「HSV-1感染症は主として口腔粘膜に感染する」と記載されている。
3. [誤り]アデノウイルスは咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)の原因であり、手足口病の原因ではない。発熱・咽頭炎・結膜炎の3徴が特徴的である。
4. [誤り]ノロウイルスはウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)の主要な原因であり、手足口病の原因ではない。冬季に流行し、嘔吐・下痢・腹痛が主症状。感染力が非常に強く、経口感染(糞口感染)で広がる。
Key Points
ポイント
  • 手足口病=コクサッキーウイルスA16・エンテロウイルス71が原因。「手・足・口」に水疱性発疹が出現することからこの名がある。
  • ウイルスと疾患の対応は頻出テーマ。HSV=口唇ヘルペス・性器ヘルペス、アデノウイルス=プール熱・はやり目、ノロウイルス=胃腸炎と区別すること。
  • 重要用語: コクサッキーウイルスA16, エンテロウイルス71, 手掌・足底・口腔, 乳幼児 を正確に理解しておくこと。
ウイルス主な疾患
コクサッキーウイルスA16手足口病
単純ヘルペスウイルス口唇ヘルペス、性器ヘルペス
アデノウイルス咽頭結膜熱、流行性角結膜炎
ノロウイルスウイルス性胃腸炎
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