1. [誤り]麻疹では口腔内にコプリック斑(頬粘膜に出現する周囲が赤い白色小斑点)が出現するが、本症例では口腔内に発疹がない。また麻疹は高熱が約1週間持続し、二峰性発熱を呈する。教科書にも「口腔頬粘膜にコプリック斑が出現する」と記載されている。3日で消退することは通常ない。
2. [正解]本症例は風疹(三日ばしか)に最も合致する。風疹は「発熱・発疹が約3日間で消退」「頸部・耳後部リンパ節腫脹が持続」が特徴的である。教科書にも「14~21日の潜伏期を経て、発疹、発熱、リンパ節腫脹が出現」「3日前後で消退」「リンパ節腫脹は3~6週で消失」と記載されている。口腔内にコプリック斑がないことも麻疹との鑑別に有用。
3. [誤り]じんま疹はI型アレルギーによる一過性の膨疹であり、ウイルス感染症ではない。通常、発熱やリンパ節腫脹は伴わず、個々の膨疹は24時間以内に消退する。3日間持続する発疹とリンパ節腫脹には合致しない。
4. [誤り]手足口病はコクサッキーウイルスA16型等による疾患で、手掌・足底・口腔内に水疱性発疹が出現する。本症例では口腔内に発疹がなく、頸部リンパ節腫脹も手足口病の特徴ではない。