第01章 感染症 / C. ウイルス感染症
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Question
問題 74 「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」最も考えられる疾患はどれか。
  1. 1麻疹不正解
  2. 2風疹正解!
  3. 3じんま疹不正解
  4. 4手足口病不正解
Explanation
解説
1. [誤り]麻疹では口腔内にコプリック斑(頬粘膜に出現する周囲が赤い白色小斑点)が出現するが、本症例では口腔内に発疹がない。また麻疹は高熱が約1週間持続し、二峰性発熱を呈する。教科書にも「口腔頬粘膜にコプリック斑が出現する」と記載されている。3日で消退することは通常ない。
2. [正解]本症例は風疹(三日ばしか)に最も合致する。風疹は「発熱・発疹が約3日間で消退」「頸部・耳後部リンパ節腫脹が持続」が特徴的である。教科書にも「14~21日の潜伏期を経て、発疹、発熱、リンパ節腫脹が出現」「3日前後で消退」「リンパ節腫脹は3~6週で消失」と記載されている。口腔内にコプリック斑がないことも麻疹との鑑別に有用。
3. [誤り]じんま疹はI型アレルギーによる一過性の膨疹であり、ウイルス感染症ではない。通常、発熱やリンパ節腫脹は伴わず、個々の膨疹は24時間以内に消退する。3日間持続する発疹とリンパ節腫脹には合致しない。
4. [誤り]手足口病はコクサッキーウイルスA16型等による疾患で、手掌・足底・口腔内に水疱性発疹が出現する。本症例では口腔内に発疹がなく、頸部リンパ節腫脹も手足口病の特徴ではない。
Key Points
ポイント
  • 風疹の3大症状は「発疹(バラ紅色斑状丘疹、3日で消退)」「発熱(軽度、2~3日)」「リンパ節腫脹(頸部・耳後部、3~6週持続)」である。
  • 麻疹との鑑別ポイントは「コプリック斑の有無」「発熱期間」「リンパ節腫脹の有無」。風疹ではコプリック斑なし・3日で消退・リンパ節腫脹あり。
  • 重要用語: 風疹(三日ばしか), 3日で消退, 頸部リンパ節腫脹, コプリック斑なし を正確に理解しておくこと。
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