1. [誤り]結核は空気感染(飛沫核感染)であり、接触感染ではない。結核菌を含む飛沫核が空気中を長時間浮遊し、それを吸入することで感染する。飛沫核は直径5μm以下と小さいため、肺胞まで到達する。接触や飛沫では感染しにくい。
2. [誤り]結核菌に感染しても発病率は約5〜10%であり、60%以上ではない。大部分の感染者は免疫により菌を封じ込め(潜伏感染)、無症状のまま経過する。免疫低下時に内因性再燃として発病することがある。
3. [誤り]肺結核の初発症状は微熱・咳嗽・倦怠感など非特異的であり、高熱は少ない。微熱(37℃台)が持続し、咳嗽、喀痰、体重減少、寝汗などがみられる。高熱を伴うことは稀であり、むしろ「かぜ」様の症状が長引くことが特徴的である。
4. [正解]肺結核の確定診断には喀痰培養による結核菌の検出が最も確実な方法である。喀痰塗抹検査は迅速だが感度が低く、培養検査により菌の検出と薬剤感受性試験が可能となる。ただし培養には数週間を要する。近年では遺伝子検査(PCR法)や迅速培養法も用いられる。胸部X線検査では空洞形成や粟粒影などが特徴的である。