1. [誤り]外界が生き生きと感じられない状態は離人症(離人感)の症状であり、解離性障害に分類される。現実感の喪失や自分自身が非現実的に感じられる離人感が特徴的で、強迫神経症の症状ではない。
2. [正解]何度も戸締まりを確認する行為は、強迫神経症(強迫性障害/OCD)における典型的な強迫行為(確認強迫)である。強迫神経症では、自分でも不合理と分かっていても特定の考え(強迫観念)が繰り返し浮かび、それに伴う不安を軽減するために確認・手洗い・数えるなどの儀式的行為(強迫行為)を繰り返す。戸締まり確認、ガス栓確認、手洗いの反復などが代表的な強迫行為である。
3. [誤り]一人で電車に乗ることができないのは、広場恐怖症(パニック障害に伴うことが多い)の症状である。閉鎖空間や逃げ場のない状況に対する恐怖から回避行動をとるもので、強迫神経症とは異なる病態である。
4. [誤り]物事に集中できないのは、注意欠如・多動症(ADHD)やうつ病など複数の疾患にみられる非特異的症状であり、強迫神経症に特徴的な症状ではない。強迫神経症では強迫観念に囚われることで結果的に集中が妨げられることはあるが、集中困難自体は特徴的症状ではない。