1. [誤り]免疫抑制薬はラムゼイハント症候群の治療には用いない。むしろ免疫抑制状態は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化を促進する要因となり、原因側の薬剤である。
免疫抑制薬を使用するのは自己免疫疾患(重症筋無力症やギラン・バレー症候群など)である。
2. [誤り]抗菌薬は細菌感染に対する治療薬であり、ウイルス感染であるラムゼイハント症候群には無効である。
細菌性髄膜炎などには抗菌薬が用いられるが、ウイルス性疾患とは治療薬が異なる。
3. [正解]ラムゼイハント症候群は水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化により膝神経節が障害される疾患であり、治療には抗ウイルス薬(アシクロビル・バラシクロビル)が用いられる。
早期からの抗ウイルス薬投与が重要であり、副腎皮質ステロイドの併用も行われる。
ベル麻痺に比べて麻痺の回復は遅く、不全麻痺を残すことが多い。
4. [誤り]非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は鎮痛目的に補助的に用いることはあるが、ラムゼイハント症候群の根本的な治療薬ではない。
原因であるウイルスの増殖を抑えるためには抗ウイルス薬が必須である。