第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 449 甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。
  1. 1四肢麻痺不正解
  2. 2便秘正解!
  3. 3頻脈不正解
  4. 4発汗過多不正解
Explanation
解説
1. [誤り]甲状腺機能亢進症では低カリウム血症を伴う周期性四肢麻痺を合併することがある。 甲状腺ホルモンの過剰がNa-K ATPaseを活性化し、細胞内へのK移動が亢進するためである。
2. [正解]便秘は甲状腺機能低下症の症状であり、甲状腺機能亢進症の症状ではない。 甲状腺機能亢進症では甲状腺ホルモンの過剰により消化管運動が亢進し、むしろ下痢や軟便をきたす。 甲状腺機能低下症では逆に消化管運動が低下するため、便秘・食欲減退がみられる。
3. [誤り]頻脈は甲状腺機能亢進症の代表的症状である。 甲状腺ホルモンが心筋のβアドレナリン受容体感受性を高め、交感神経亢進を介して心拍数を増加させる。
4. [誤り]発汗過多は甲状腺機能亢進症の典型的な代謝亢進症状である。 甲状腺ホルモンにより基礎代謝が亢進し、産熱量が増加するため発汗が増加する。 | 症状 | 甲状腺機能亢進症 | 甲状腺機能低下症 | |:---|:---|:---| | 消化器 | 下痢・食欲亢進 | 便秘・食欲減退 | | 循環器 | 頻脈・心房細動 | 徐脈 | | 皮膚 | 発汗過多・湿潤 | 皮膚乾燥・発汗減少 | | 体重 | 体重減少 | 体重増加 | | 精神 | 精神不安定・興奮 | 活動性低下・記憶障害 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 甲状腺機能亢進症と低下症の症状比較</p>
Key Points
ポイント
  • 甲状腺機能亢進症と低下症は対照的な症状を呈する。便秘は低下症の症状であり、亢進症では下痢になる点が頻出。亢進症では頻脈・発汗過多・体重減少・手指振戦・精神不安定がみられ、周期性四肢麻痺を合併することもある。
  • 重要用語: 甲状腺機能亢進症, 甲状腺機能低下症 を正確に理解しておくこと。
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